GG 型インプレッサのインパネ外し / オーディオ取り付け / ETC 取り付け

　2007 年式 インプレッサ スポーツワゴン 1.5i Special (後期型 GG2) に CD チェンジャーコントロール機能付きカセットデッキ (JVC KS-RX220) 、12 連装 CD チェンジャー (JVC KD-MK77) 、ETC 車載器 (アンテナ分離型, J-HP101B) を取り付ける。この際、インパネを外す必要がある。

　取り付ける機器はすべて前車 (インプレッサスポーツワゴン C'z (GF1)) で使っていたものを取り外したものであり、ETC 車載器はカーステレオ下の小物入れに収納するが、この小物入れも前車のものをそのまま流用する。(参考)

• プラスドライバー

1. まずシフトレバー周りの銀色のパネルを取り外す。☆印のあたりに爪があるがあまり固くなく、◎印のあたりの隙間に指を引っかけて上に持ち上げると簡単に外れる。
2. シフトレバーのブーツを片手で強く握って固定しながらシフトノブを反時計回りに回すと、シフトノブがシフトレバーから外れる。
3. 銀色のパネルを手前斜め上に引っ張るとインパネから外れる。外れたパネルはシガーライターソケットへの電源ラインでインパネ内部とつながっているが、赤丸で囲んだコネクタは☆印のあたりを強く押さえながら引っ張ることで取り外しが可能。外さなくても以後の作業は可能なので無理に外す必要はない。なお、シガーライターソケットなどを覆っている蓋を支持するギアのグリースがそこらに付きやすいので要注意。付いてしまったらティッシュで拭き取る。
4. 続いてエアコンのスイッチが付いているパネルを外す。☆印のあたりに爪があり、下の 2 つは全然固くないのだが上の 2 つは滅茶苦茶固いので要注意。◎印のネジ 2 本を外し、パネル下部を手前に軽く引いてやれば下 2 つの爪は外れてしまう。なお、このネジは結構固く締まっているが、ベースはプラスチックなので力任せに押しつけると割ってしまうおそれがあるため注意が必要。とはいえネジをなめてしまっては元も子もない。適切なサイズのドライバーで慎重に緩めること。
5. パネルの左右から指を差し込んで徐々に上にずらしていき、なるべく上の爪に近いところまで移動する。パネルや爪を割らないよう注意してパネルを手前に引き、爪を外す。パネルの角度もあって手前斜め上に引いてしまいがちだがエアコン吹き出し口のパネルと干渉するため斜め上に引いてはならず、地面と平行に手前に引くことが肝心。また、片側だけ先に外してしまうことは比較的簡単だが、そうすると反対側がとても外しにくくなる。なるべく両側同時に外すようにしたい。
6. 無事にパネルが外れるとこんな感じ。このとき、パネルはエアコンのスイッチへの配線と、室温センサ？への配管でインパネ内部とつながっている。配線はともかく配管はあまり外したくなかったため適当に引っかけたまま作業を進めた。
7. カーステレオや小物入れは金属製のステーに固定することになるが、このステーは☆印のネジ 6 本 (下 2 本は角度の都合でちゃんと写っていないが) で組み付けられている。ネジを外すとステーを引き出すことができるが、ステーはアース線？でインパネ内部とつながっている。これは結構固いこともあり、また、外さなくても作業可能だったので外さずに作業を進めた。

1. ステーからめくら板を外し、カセットデッキを取り付けた。ネジは長さやピッチの問題があるため前車で使っていたものを使用した。
2. ハーネスは前車で使っていたものがそのまま使えると聞いていたが、実際に作業してみたところまったく問題なく使うことができた。アンテナ線もインパネ内部の奥のほうにあったので、これをつないだ。
3. CD チェンジャーと接続するためのケーブルをカセットデッキにつなぎ、インパネ内部から助手席の足下のほうに引き回しておいた。

1. ETC 車載器は前車のとき小物入れに取り付けたので、これをそのまま使おうと思ったのだが現車の小物入れとはネジ穴などの位置が違った。しかしステーにはちゃんと複数の穴が切ってあったため、手前から 1 番目と 4 番目の穴を使うことで前車の小物入れを組み付けることができた。なお、ネジは前車で使っていたものを使用した。
2. 電源ラインは前車のときオーディオ用のハーネスに取り付けてあったので、そのまま使用した。
3. ETC アンテナはインパネ内部から助手席の足下のほうに引き回しておいた。

1. ステーにカセットデッキと ETC 車載器付きの小物入れを組み付けたのち、これをインパネに戻した。ハーネスや各種ケーブルが邪魔になるが、挟んだりしないよう気を付けて押し込んだ。
2. 以降、インパネ外しの逆の手順でインパネを組み戻した。

1. アンテナケーブルを助手席足下からダッシュボード脇を経由してダッシュボード中央まで引き回し、ETC アンテナを両面テープで固定した。
2. アンテナケーブルはダッシュボードの継ぎ目などに埋め込むように引き回したところ、ダッシュボードの上から脇にかけては両面テープなどは使わずに固定することができた。
3. 余ったケーブルはタイラップでまとめたのち、グローブボックスの裏にタイラップで固定した。

1. CD チェンジャーは助手席のシート下に設置した。ここならば誰からも蹴られることがなく、邪魔にもならない。後席からしか手が届かずマガジンの出し入れはかなり面倒だが、そうしょっちゅう出し入れするものでもないので邪魔にならないというメリットを優先した。
2. チェンジャーの固定については、前々車のときにチェンジャー底面に粘着材つきのマジックテープを貼り付けてあったので、今回もこのマジックテープでカーペットに直接固定することができた。
3. カセットデッキとの接続ケーブルは、センターコンソールのパネル裏を通して助手席シートの脇まで引き回し、シートを動かしても挟まれないようシートレールの下をくぐらせてチェンジャーに接続した。