昨年の春から始まったテレワークだが、夏になって割と深刻な問題が起きていた。デスクの真上にエアコンがあり、風向を上向きにしていても多少の冷気が頭上から落ちてくるのだ。
エアコンの冷風はありがたいものだし夏を越すにはなくてはならないものではあるが、長時間直撃されていると具合が悪くなってしまう。頭痛とか首や肩の痛みとか。
対策として長袖を羽織ったりつば広の帽子を被ったり工夫してはいたが根本解決には至らず。色々考えた末、大きな布を買ってきてエアコンの下に画鋲で留め、部屋の壁から壁に紐を張って布の反対側を掛けてみた。要はデスクの前に座ったときの頭上にタープを張ったような格好。
これはこれで多少の問題点もなくはなかったが、冷気の直撃で具合が悪くなることはなくなり、夏の終わりに撤去するまで快適に過ごすことができた。
で、今年もエアコンを使う季節になり、また頭上に屋根を設置する必要が。昨年撤去するとき、画鋲を何度も抜き差しするのもあれなので端を切ってから洗濯してしまってあった布を出してきて、切ったところを安全ピンで留めてつなぐ。
去年と同じように壁から壁に紐を張り、布を掛けたあと今年は紐を挟み込むように安全ピンで固定してずれないようにする。余った布は内側に折り込み、端を安全ピンで留めて邪魔にならないように。これで下をくぐるとき頭をぶつけて屋根を揺らす事故が起きにくくなる。
そんなわけで完成した 2021 年版の屋根。安全ピンで留めるようにしたので軽くなら掃除機もかけられるようになった。使い始めてもう 2, 3 週になるが、いまのところ特に不備はなく去年以上に快適に過ごせている。
穴開けが終わったすだれはベランダに吊さなきゃいけない。まずは凧糸を丁度いい長さに切りそろえる。
切りそろえた凧糸の両端を重ね、結んでこぶを作る。
できた凧糸の輪っかの端を強くつまんで細くして、すだれの竹の板に開けた穴に差し込む。ギリギリの太さなのでなかなか通らないが、先っぽが少しでも反対側に出たら爪でつまんで引っ張り出せば通る。なお見映えは悪いが吊すときの角度の都合上、表から裏に通す。
すだれ 1 枚あたり 3 ヶ所ずつ穴に輪っかを通し、ベランダの外壁に付けてあるフックに吊して完成。まずまず悪くない出来。これで多少は暑さが和らぐか。
4 月から続いていた建物の補修工事、一部を除いてようやくおおむね終わった模様。そして梅雨も明けて猛暑がやってきた。
暑さ対策でベランダのサッシの外側にすだれを付けてたんだけど、補修工事で撤去されていた。それに何年か使ってかなりぼろぼろになってることもあり、外壁や床、天井も綺麗になったことだし新しいのに交換しようかと。
そんなわけで買ってきたすだれ、外壁にフックを貼り付けてあるので凧糸で吊す。のだが、いままではすだれの一番上にある竹の板に凧糸を縛り付け、これをフックにかけていた。これは取り付けが楽でいいんだけど、風ですだれが動くとすだれの葦を縛っている紐が凧糸で押されてずれてしまい、そのうち外れてしまったりしていてあんまりよろしくない。そこで竹の板に穴を開け、そこに凧糸を固定することにした。これなら紐がずれることはなくなるはず。
穴を開ける位置は両端と真ん中の 3 ヶ所。どうせフックとの位置も微妙にずれてるしだいたいでオッケー。位置を決めたら錐、なんて気の利いたものは持ってないのでマイナスの精密ドライバーでぐりぐりやって下穴を開ける。
下穴が開いたらドリルの出番。ナカトミ産業 HOMETOOL DR-6 とか書いてあるこのドリル、ケーヨーデイツーつくば店で買った物なんで前世紀から使ってることになる。交流式なんでバッテリがへたって駄目にならない分いくらでも長持ちするんだが、難点は回転速度がちょっと速すぎること。もうちょっとゆっくり回ってくれたほうが使いやすいんだけど、それだけの理由で新しいの買うほどでもなく。
保護めがね……は工具箱の奥すぎて出すのが億劫だったので花粉よけめがねをつけ、ドリルで下穴を広げて貫通させたのち、手に棘が刺さっても嫌なのでやすりがけ。サンコー USMNRU01 USBペン型電動彫刻ドリルとかいう奴、要はリューターなんだけど、なんか 7 年前に気まぐれで買ったっきり死蔵していた代物。……一度も使ってないんだけど、使えるんかな?
まずはビットを付けずに USB 電源につないでスイッチを入れてみるとヘッドが回り出した。ダイヤルを回すと回転数が上がる。ここまでは問題なし。
電源を抜き、ヘッド固定ボタンを押しながらヘッドを回すとヘッドが緩む。ここでヘッドにビットを差し込……めない。なんか全然入らないよ? あれー?
ヘッドを完全に外してみたところ、チャックの爪がぴっちり閉じていて爪楊枝だって入らない状態。ぐりぐりビットを押しつけてみるが当然ながら入るわけがない。これはあれか、不良という奴か、それとも 7 年放置してたあいだに弾力性を失……ってそんなわけあるか。
しょうがないので千枚通し……もやっぱり持ってないので細いプラスドライバーを中心に当てて押し込むと、果たして爪は無事開いてくれた。そこでもう一度ビットを押しつけるがまだ入らない。もう一段太いドライバーで再挑戦。今度はビットが入った。
ヘッドを締めて準備完了。しかし軸がずれてる気がする。電源に繋いで恐る恐るスイッチを入れると案の定ブレブレ。一度ヘッドを外して慎重に軸を合わせて締め直し。お、ブレないじゃん。
すだれに開けた穴をリューターでやすりがけして竹の棘を落とす。なかなかいいかんじ。
そんなこんなで無事すだれに穴を開けられたんだけど、空調のない廊下で作業してたのとかもあって疲れた。というわけで今日はここまで。